里庄町の製麺会社、岡山手延素麺が販売する「エコらく麺」は、麺を結束するテープが寒天でできています。熱湯に入れると寒天は溶けるので、テープを外すことなく、そのままゆでられます。従来の紙やビニールのテープだと必ずゴミが出てしまいます。日本で1年に製造される乾麺に使用されているテープは、地球25周分とも言われていて、寒天のテープはゴミの削減につながる画期的なアイデアです。
寒天のテープ開発には5年かかりましたが、2022年1月から手延べうどんの結束テープに使用し、「エコらく麺」として通販で販売を開始しました。
今後、そうめんなど他の麺にも適応できるよう研究を続けるということです。