倉敷市玉島の大和被服は警察など官公庁の制服を作るメーカーで、2025年で創業100周年を迎える老舗企業です。2021年に岡山市消防局と協働で、廃棄予定の防火服を活用しようと子供用の防災頭巾にアップサイクルし、小学校に寄贈しました。これをきっかけに、『火や熱に強い』『防水性がある』という防火服の特徴を活かして、カバンやポーチ、レジャーシートなど様々なグッズを開発。Retur bull(リターブル)というブランド名を付け、2023年から一般販売を始めました。今後は防火服だけでなく、活動服や救助服など消防士の他の制服もアップサイクルして商品数を充実させ、廃棄量の削減にもつなげたいとしています。