津山市にある美作大学では学生が無料で野菜を持ち帰れる『無料野菜スタンド』を不定期で開催しています。これは、地元の農家が規格外などで販売できない野菜を有効活用しようと、大学に提供してくれたことをきっかけに2010年から始まったものです。2021年からはコロナ禍で生活費が苦しくなった学生を支援しようと、大学は美咲町など地域との連携を強化し、今では年間50回以上も開催しています。鵜崎学長はこの取り組みを、時流に合わせていえばフードロスの削減だが、地域に昔から根付く『お裾分け』が発展したものだとしています。